JT生命誌研究館が出している、季刊「生命誌」をご存知ですか?
1年間のテーマを決め、それに関わる最新の研究や研究者を紹介したり、
著名な方との対談を通して現代科学を考えることをコンセプトとする季刊誌で、
年4回、BRHカードとして発行されています。
2011年のテーマは、「遊ぶ」。
その中の71号に東山先生の研究が掲載されたことは、以前お知らせや研究成果で
紹介しましたが、2011年のBRHカードをまとめた本・「生命誌年間号 遊ぶ」が発刊されました。
花や動物は、その発生メカニズムや器官形成などが遺伝子発現などによって厳密に
決められていることが、これまでの研究によって解明されつつあります。
しかし、例えば二卵性双生児であっても、完璧に同じ人間にはなりません。
厳密に決められている事象の中にもある程度の余白があり、その「余白=遊び」の部分
(それは”あいまいさ”だったり”ゆらぎ”だったりもしますが)がそれぞれの個体・個性を形作る。
生命が「遊ぶ」、それこそが生命がもつ柔軟さ、また生命が見せる面白さを生み出して
いるのかもしれませんね。
この「生命誌年間号 遊ぶ」では、その「遊ぶ」生命を研究することの面白さを教えてくれる
一冊となっています。
科学・生物に興味のある方、研究者を目指す方に、ぜひ読んでいただきたいと思います。
「生命誌年間号 遊ぶ」は全国の書店でお買い求めいただけいます。
生命誌年間号 遊ぶ
新曜社
中村桂子編
ISBN 978-4-7885-1318-1
定価 2,000円(税込)
ナノ工学GのGL新田さんと研究員の洞出さんが、沖縄の恩納村で開催された "The 16th International Conference on Miniaturized Systems for Chemistry and Life Sciences (µTAS 2012) " に参加し、ポスター発表を行いました。
洞出さんは10月末日で当PJを卒業し、11月からは大阪大学大学院基礎工学研究科に移動となりましたので、このµTAS 2012がERATOでの最後のミッションとなりました。
まずは、その雄姿を・・・
同行した新田さん曰く、
「ポスター発表なかなか好評でした。」
とのことですので、本当に好評だったのでしょう!
大阪大学へ移動しても、いい研究を続けてくださいね!
気になるお土産は、新垣ちんすこう本舗の「ちいるんこう(鶏卵糕)」。
カステラの味がする蒸し菓子でした。
沖縄出身の新田さん曰く、琉球菓子の有名店として本家新垣菓子店とその分家である新垣ちんすこう本舗、新垣カミ菓子店があるそうです。
本を正せば、琉球王朝時代に王府の包丁役(料理方)であった新垣親雲上淑規(あらかきぺーちんしゅくき)が開祖という、とても由緒正しいお店です。
その中でも新垣ちんすこう本舗は一番ビジネスで成功しているとか。
こんなウンチクは抜きにしてもおいしいお菓子でした!
(次は是非3店舗の味比べをしたいものです・・・)
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