9月のことですが、東山先生がイギリス・ドイツの学会に参加してきました。
(詳しくはお知らせをご参照ください)
イギリスでは自由時間に大英博物館へ。
大英博物館にある新アッシリアの授粉の儀式の彫像を見て、士気を高めてから会場のあるBathへ向かったそうです。
この授粉の儀式、いろいろな遺跡に描かれているモチーフで、
左右のワシのお面をかぶった神官(精霊、apkallu)が、中央の木(Secred Tree=豊穣と愛の女神・Inanna)に手に持った穂(Inannaの夫Dumuzi)で授粉しているシーン
を表しています。
他には、中央の木に手に持った球果で水を与えている図、といったようにいろいろな解釈をされているモチーフですが、アッシリアの時代から作物が「栽培されていた」という根拠となる重要なモチーフであるとされています。
受精を研究する立場であれば、やはり「授粉の儀式」が一番しっくりきますね。
気になるお土産は、ミュンヘンのおいしいチョコレートでした。
・・・不覚にも写真に収めるのを忘れていましたが、とってもおいしく頂きました。
御馳走様です!
(以前大英博物館に行ったときは、一番見たかったミイラ達が根こそぎレンタルされていて、ミイラゾーンがもぬけの殻でした。次回はミイラの所在を確かめてから行きたいと思います。個人的には、化石や植物標本が多いロンドン自然史博物館もお気に入りです。)
お知らせの欄にも書きましたが、当プロジェクトの笠原さんが「さきがけ」の新規研究課題に採択されました!
申請書の段階から(ほんの少しですが)関わってきましたので、自分事のように嬉しく思います。
さきがけ研究者(専任)となるため、当プロジェクトは9月末日をもって卒業となりました。
ちょっとおっちょこちょいの笠原さんがいなくなるのはさみしいですね。
難しい課題かと思いますが、成功すれば波及効果は抜群です!
これからは、JSTさきがけ研究者(専任)として、またITbMの招へい教員として一段と羽ばたいていくことを期待しています。
ということで、平瀬賞の楯・賞状と共に記念写真を撮ったのですが・・・
この笠原さんの後ろに写っている熊手。
今年の初めに千代保稲荷で購入したものですが、結構ご利益がありそうなんです。
■科研費の採択件数が増加
■新田さんが平成24年度化学とマイクロ・ナノシステム学会若手優秀賞を受賞
■前年度在籍していた肥田さん・朴さん・佐藤さんがご栄転
■肥田さんがμTASの発表課題に採択
■小笠原さんがSIMS-19での発表課題に採択
■笠原さんのさきがけ採択
■その他、学会発表や論文も順調に出ています
およそ科学者のいうことではありませんが、藁にもすがりたい方、ぜひ一度HQまで参拝に来てくださいね!
何かいいことあるかもしれません(?)
来年は一回り大きなものを手に入れてきます!
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